医師が老健の求人を探す時に抑えたいポイント

施設の実情を把握しておく

介護老人保健施設の施設長を募集している求人は後を絶ちません。
常に老健医師の募集は行われているわけですが、この仕事に興味を持った医師は、施設の実情を把握した上で応募に踏み切るべきでしょう。
もっと言えば、求人を探す際にも、施設ごとに事情や環境は異なるという点を認識しておくことが重要です。

施設内の会議や施設長の決断で入居者を受け入れるか否かが決定される老健。
つまり、受け入れられる体制が整っているかどうかや、そうした設備・環境が備わっているかどうかなどは、施設ごとに異なるのです。

老健施設だからと一括りにすることなく、病院と同様に施設ごとに状況はそれぞれであり、働く人も設備も環境も異なるものだと理解しておけば、求人選びに失敗してしまうこともなくなるでしょう。

入居者の要介護度

老健では、要介護度1以上の人を受け入れることが可能です。
加えて65歳以上というルールも設けられているのですが、この点だけを見ると、さほど重度な症状ではない高齢者が多く入居している印象を受けるかもしれません。
また、老健はリハビリなどを行い自宅復帰を目指す施設であるという位置づけも、こうした印象を抱かせる一つの要因となっているようです。

しかし、実態は必ずしもそうとは限りません。 老健は要介護度3でも4でも5でも入居することが可能であり、そうした人たちを積極的に受け入れている施設も存在しています。
逆に、そこまでの要介護度の高齢者は受け入れを行っていないという施設もあるのです。

施設ごとに受け入れ体制は異なり、それにより施設の実情は変わってくるわけですから、この点も注視しながらそれぞれの求人や施設をチェックしていく必要が出てくるでしょう。

看取り件数や看取りに対応しているか

述べたように、老健は自宅で生活できるようにするためのリハビリなどを行う場です。
一方で、ターミナルケア、つまり看取りに関して積極的にこれを行う施設もあります。
通常老健はターミナルケアを重視した施設ではないのですが、近年の高齢化や設置主体の考え方により、看取りを受け入れ、そのための専用部屋などの設備が整っている老健も出てきているのです。

医師によって考え方は異なるところですが、入居者の要介護度と同じように、看取りに対応しているか否か、その件数がどれだけあるのかなどの実態も確認してから応募することをお勧めします。

病院が併設されているか

介護老人保健施設の中には、病院などの医療機関が併設されているところがあります。
これも医師によって考え方は異なりますが、病院が併設されているということは、そこで働く医師たちとの情報交換やコミュニケーションもスムーズに行われるため、施設長として、より良い仕事ができると感じられる点においてはメリットがあるのかもしれません。

入居者に何かが起こった時の対応もスムーズにでき、且つ病院から老健へと移ってくる方の情報も得やすくなるので診察しやすくもなり、意思の疎通も図りやすくなると考えられます。

この点を重視する医師であれば、病院が併設されているか否かは求人を探す際の重要なポイントになるでしょう。